2018/09/11
ボーク重子さんから子供への教育方針や価値観の育て方を学ぶ!

毎年全米で行われる「最優秀女子高生コンクール」で、2017年優勝した、スカイ・ボークさん。
スカイさんは父がアメリカ人、母が日本人のハーフです。
過去60年、アジア系の学生が優勝したことがなかった為、初めての快挙となり全米で話題になりました。
「最優秀女子高生コンクール」は、学力やコミニュケーション力、共感力、リーダーシップ、体力などが重要な審査対象となり、優勝者には大学奨学金が授与されます。
全米の高校生に贈られる賞の中では最も名誉あるもののひとつです。
そんなスカイさんを育てた母、ボーク重子さん。
優秀な子供さんを育て上げられた方がどのような人物の方なのか知りたいのは当然ですよね。
そこで今回はボーク重子さんについて、調べてみました。
ボーク重子さんの経歴
ボーク重子さんは2018年4月現在の年齢が52歳だと思われます。
出身は福島県です。
現在は、ワシントンDC在住
経歴は大学卒業後外資系の会社に就職し、アートを学ぶためにロンドンの大学へ進学。
現代美術史の修士号を取得。
ご主人はティモシー・ボークさん(71歳) 愛称はティム
元敏腕外交官の超エリート。現在は退職されて、重子さんのサポートをしています。
とっても仲の良いご夫婦なんです。❤︎
【重子さんの現在のお仕事は3つ】
① ライフコーチ
[アメリカでは一般的でレディーガガやヒュー・ジャックマン・グーグルの元CEOもライフコーチをつけていたそうです。]
② アートコンサルタント
[アーティストの作品を買い手とつなぐお仕事]
③ 作家業
現在、モチベーショナルスピーカーという新たな資格を取得するために勉強中です。
モチベーショナルスピーカーとは、
ライフコーチの上級版で目標を達成する方法や考え方をスピーチを通して伝える仕事です。
重子さんの幼少期〜
母親は、英語塾を経営する起業家で、とても厳しかったようです。
重子さんの幼少期は常に他人と比較されて育ったと言います。
いつも、2〜3歳差の従姉と比べられ、弟が生まれると、とても愛嬌のある弟だったため、弟と比較されていました。
重子さんは中学2年生くらいまでは、福島県内の学力テストでも上位にはいるくらい優秀だったそうです。
しかし、ある日「自分は一体なんのために勉強するのか?」ということがわからなくなり、それでもなんとか高校に進み、音楽に興味を持ちバンドを始めます。
ところが、親や学校に応援してもらえず、自信とか自己肯定感といったものは一切感じられませんでした。
このころの重子さんは、自分は『ダメな葉っぱに何枚も何枚も包まれたキャベツだった』と表現されています。
その後、海外で現代美術を学んでいるときに今のご主人と出会いワシントンでの生活をスタートされます。
最初時は、日本人の苦手とする、自己アピールできない自分と、自分に自信のあるアメリカ人との違いを比べ、自信を失ったそうです。
そんな状況の中スカイさんを授かり出産しました。
その頃に自分自身の人生を改めて振り返る機会を得、出会った人たちと話をする中で、「いつかアートギャラリーを開きたい」と夢をポジティブに語る自分がいました。
重子さんの変化
その頃から、重子さんの考え方が少しずつ変わって行きます。
今までは、物事を「もう、○○◯◯しかない」と捉えていました。
しかし、「もう」を「まだ」に変えて物事ごとを捉えるようにしたそうです。
例えば、コップに半分入っているお水を、「もう、半分しかない」と捉えるか、「まだ、半分もある」と捉えるかです。
人は物事をネガティブに捉えがちです。
環境にもよりますが、ポジティブに捉えることができるのは凄い事だと思います。
重子さんは、意識して自分を変えていかれたのだと思います。
「子供のスカイには比較の文化で育ってほしくない!必ず相手の方が良く見えてしまうから」
「その為には、まず母である私が変わろう」
と強く心に決めたのです。
日本とアメリカの価値観のちがい
重子さんは、日本人の考え方がダメだというわけではありません。
日本人の強みは、真面目さ・思いやり・情の深さ・サービス精神旺盛です。
勉強法も、全科目詰め込み式で日本人の知識レベルは平均的に高いと海外で評価が高いそうです。
一方、アメリカ人は、自分大好き・自信がある・他人と比べない・自由奔放。
ネガティブな経験をいつまでも引きずりやすい日本人と違い、壁にぶつかっても回復力が強いのが利点です。
「ポジティブであれば多様性の中にあっても自分の個性を信じられます。たとえ他人から批判を受けても凹むのではなく『そこから学び取ろう!』と考えるため、自分の可能性を更に広げていけるのです」
と、語られています。
スカイさんには、「アメリカと日本それぞれの素晴らしさを持って欲しい」と伝えています。
重子さんの子育て方針
重子さんは、どんなに忙しくても、彼女が担当する家の仕事は必ずさせていたと言います。
なぜなら、子供に「家族の一員である」と感じて欲しいからです。
お手伝いをさせる時もコツがあります。
命令形ではなく、
【Can you help me? 】 (手伝っていただけますか?)
と言うそうです。または
「これはママよりスカイの方が上手だからお願いできる?」
と子供の方が優れている点を認める声かけでお願いすると良いそうです。
そういえば、少し褒めると、子供は俄然やる気を出して、お手伝いしてくれますよね。
すごく、分かる気がします。
重子さんは、子供は
「困っているお母さんの役に立とう!」と頑張り、「役に立てた!」と自信がつき、「また役に立ちたい」と言う思考サイクルになると言います。
学費は親が出すのが当然と思わせない
重子さんは、「学費は親が出すのが当然だと思わせたくなかった」と話されています。
それで、スカイさんは学費の支払いの手伝いをしたいと思い、今回のコンクールを自ら見つけてエントリーしたのです。
スカイさんは
「自分は社会の一員でもあり世界の一員でもある」という意識が持てるように成長しました。
スカイさんは、老人ホームでバレエを踊ってご老人に喜んでいただけた経験を通じて、「得意のバレエが人のためになった」と気づいたそうです。
日本は、学生の間は、ほとんど親が学費を払うというのが定着しています。
生活費さえも、十分すぎるくらい払っているのではないでしょうか?
大半の学生はバイトもしていますが、まだまだ甘いと思います。
リスペクトする心
重子さんは、スカイさんに日々伝えた言葉があるそうです。
I have my life. (ママにもママの人生がある)
という言葉です。
子供に対する愛情には、限界はないけれど、ママの時間も大切なんだということを教えることで、
スカイさんは、ママが自分のことをお世話してくれるのは当然だと考えない子になったそうです。
そうすることによって、ママの時間をリスペクトするようになり、さらには、全ての人にリスペクトする気持ちを培っていきました。
スカイさんだけは、コンクール後に裏方さん全員に Thank you と声をかけていましたよ。
と、重子さんはコンクール後、審査員の方に言われたそうです。
コンクールに関わった人達があってこその今回の優勝です。
スカイさんは本当にスタッフの人たちへ心から感謝、リスペクトしているのでしょう。
パッション(情熱)を感じさせる
重子さんはママ友が教えてくれた、Lost Opportunity (失われた機会)という言葉があると言います。
時間が無限にあれば暗記やドリルをさせ、テストで高得点をあげることは可能だけれど、現実には時間は万人には有限なもの。
人間形成の大事な時期に、子供がパッションを感じることに打ち込める時間を与えずにテスト勉強ばかりさせていたら、この子はどんな大人になるのだろう?と考えるというのです。
テストで高得点を取るための時間は失われるかもしれないけど、その時間を子供のパッションのために使わせたい、と強い信念を持っているそうです。
一人のスペースを与える
重子さんは、子供が一人で過ごすスペースを与え、散らかっていても本人の自由にさせ一切注意をしなかったそうです。
自分一人で過ごすスペースがあると好きなことに没頭し、自然と思考力を伸ばすことができるそうです。
重子さんが自分の時間を過ごしているときは、スカイさんは一人でこのスペースで過ごしていました。
重子さんが子育てで一番大事にしていること
一番大事にしていることは、「対話」です。
「子供と自分は違う」と意識しないと、子供は自分の存在を認められなくなってしまいます。
親の方が長く生きているから、これがあなたには一番いいとか、あなたのためを思って最も安全な道だとか、つい口出したくなるのが親心です。
親は我が子に自分の期待・希望・コンプレックス・恐怖を背負わせない、親の価値観を押し付けないことです。
親が満足する子育てではなく、子供が幸せだと思える人生を応援する、そのためには「対話」はとても重要なツールです。
今、家族の中で、対話が減っているのは事実です。
食事の時でさえ、スマホを見ながら食べている光景をよく見かけますよね。
親の背中を見て子供は育ちます。
気をつけたいものです。
まとめ
この記事では、「全米最優秀女子高生」を育てた母、ボーク重子さんについて色々な視点から調べて見ました。
外見はとても52歳には見えません。
アメリカに住んでいらっしゃると、色々な面で若いですね。
子供に対しては、特別に英才教育をやってらしたとか、服従させていたとかではなく、ごく普通に、しかし、ご自分の信念をきちんと持っていらした方です。
私たち日本にいると、世間を気にして、他人を気にして常に人と差がつかないようにと流されてしまいがちです。
これから、子育てをされる方にはとても参考になると思います。
重子さんは本も出版されているので是非読まれて見てはいかかでしょうか?
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